避妊・去勢手術
Contraception
Contraception
避妊・去勢手術
避妊・去勢手術は健康にも役立ちます
手術を選択する前に飼い主様へお伝えしたいこと
避妊や去勢手術は人工的に生殖能力を奪う行為です。
言い換えると、その動物にとって少なからず性ホルモンのバランスを崩すことになるため、動物への影響も避けられません。当然ながら一度手術をしてしまうと元には戻せません。
手術にはどのようなメリット・デメリットがあるのかしっかりと把握していただいたうえで、手術を実施されるかどうか決定いただく必要があります。お悩みの際には当院獣医師が相談にのりますので、診療枠をご予約ください。
Merit & Demerit
避妊・去勢手術のメリット・デメリット
避妊手術
メリット
- 女の子特有の病気を予防できる
乳腺腫瘍(乳がん)、子宮内膜炎や子宮蓄膿症など病気の発生率を下げることができます。また、卵巣そのものを取り除くため、卵巣腫瘍や卵胞嚢腫などのような卵巣におきる疾患を予防することができます。 - 望まない妊娠を避けることができる
猫を外に出したり、多くのワンちゃんがいるドッグランで遊ばせるなどの機会がある場合、予期せず妊娠することがあります。そのような意図しない妊娠を避けられます。 - 発情期のストレスを軽減できる
犬の発情は年に1~2回で、10日間ほど続きます。発情中は、「食欲がない」「不安」「落ち着かない」「オスに近寄りたがる」などの様子がみられます。普段よりも神経質になり、ストレスを感じやすくなる子もいます。避妊手術を行うとで、このような発情によるストレスを減らすことができます。 - 生理トラブルがなくなる
犬の生理(発情出血)は、生後6~10ヶ月ごろから約半年に1回見られます。
その期間は、1~2週間ほど陰部から出血が認められるため、汚れないようにマナーパンツなどをする必要がありますが、その必要がなくなります。
デメリット
- 子どもができなくなる
生涯にわたって子どもができなくなります。そのため、手術を行うかどうかは慎重に決定いただく必要があります。 - 手術の際に麻酔リスクがある
避妊手術は全身麻酔をかけて行いますが、全身麻酔には一定のリスクがあります。 - 肥満になりやすくなる
避妊手術後は、ホルモンの影響で食欲の増進や代謝カロリー量の減少が見られ、肥満になることがあります。
手術後、体重の増加が見られる場合には、フードの量を調整したり、フード自体を低カロリーでダイエット用タイプに切り変えたりするといいでしょう。当院では、栄養相談の機会を設けておりますので、お気軽にご参加ください。詳細はトップページをご覧ください
去勢手術
メリット
- オス独特の行動を抑えることができる
マーキングやマウンティング、遠吠え、他の犬・猫とのケンカなどの問題行動を改善する可能性があります。ただし、これらの行動については、かなりの割合で抑えられると言われているものの、学習によりクセになってしまうため、動物や時期にによっては効果がない(少ない)場合もあります。その場合は、当院の専科外来である「行動診療科」をご受診ください。 - オス特有の病気を予防できる
精巣を取り除くため、精巣腫瘍を予防することができるだけでなく、雄性ホルモンが関与しているといわれている、前立腺腫瘍をのぞく前立腺疾患や、肛門周囲の腫瘍、および会陰ヘルニアの発生率を下げることもできます。
Season
避妊・去勢手術を行う推奨時期
当院では、生後半年以降の避妊・去勢手術を受付ています。犬の乳腺腫瘍は出来るだけ早期に避妊手術をする方が、予防効果が高いと言われています。ただし、最近は1才未満で手術することで腫瘍や関節疾患へなりやすくなるとの報告が増えています。
手術をする時期に関しては診察に来て頂き、獣医師と相談して決めていきましょう。
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初診の方へ
当院では、フィラリア予防やノミ・ダニ予防といった予防医療から専門的な医療、トリミングやペットホテル、栄養サポート、しつけ教室、ペット同伴可能なレストランまで、「皆様と動物たちとの生活を一生涯守る」ことをテーマにペットライフにまつわるサービスを提供しています。是非お気軽にご来院ください。
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当院で診療経験のある(カルテのある)子はWEBまたはお電話で、初診の方はお電話でご予約いただけます。
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代表電話番号:075-382-1144
(月〜日曜日:9:30〜17:30/第一、第三日曜日:9:30〜12:30。年中無休)