2021.04.27
SFTSって知っていますか
SFTSとは、日本語では重症熱性血小板減少症候群の略ですが、
どのような病気かというと、
SFTSは2011年に中国の研究者らによって発表されたブニヤウイルス科フレボウイルス属に分類される新しいウイルスによるダニ媒介性感染症である。2013年1月に国内で海外渡航歴のない方がSFTSに罹患していたことが初めて報告され、それ以降他にもSFTS患者が確認されるようになった。SFTSウイルス(SFTSV)に感染すると6日〜2週間の潜伏期を経て、発熱、消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)が多くの症例で認められ、その他頭痛、筋肉痛、意識障害や失語などの神経症状、リンパ節腫脹、皮下出血や下血などの出血症状などを起こす。検査所見上は白血球減少、血小 板減少、AST・ALT・LDHの血清逸脱酵素の上昇が多くの症例で認められ、血清フェリチンの上昇や骨髄での血球貪食像も認められることがある。致死率は6.3〜30%と報告されている。感染経路はマダニ(フタトゲチマダニなど)を介したものが中心だが、血液等の患者体液との接触により人から人への感染も報告されている。治療は対症的な方法しかなく、有効な薬剤やワクチンはない。
このように、国立感染症研究所のホームページに書かれています。
簡単に言うと、
マダニ咬まれて感染する、怖い病気と言えるでしょうか。
これからの時期、マダニは活発に活動を始めます。
特に、夏場は草むら等には入らないのが、
一番の予防かもしれません。
犬や猫もマダニの予防を
特に、これからの時期には、マダニの予防をお勧めします。
「フィラリアは予防していても、ノミ・マダニは予防していない」なんて事がないようにしましょう。
特に昨年は、病院独自のポスターなどを作成して、
ノミ・マダニ予防を啓蒙していました。
こんな感じのポスターや、
こんなタイプのポスターです。
今年、新しくポスターを制作する予定はありませんが、
予防の啓蒙は行っていきます。