2020.06.12

CTで 歯のことで わかること

ヒトの歯科医院に行くと、最近は歯のCTを撮ります。

椅子に座って、顎を所定の位置に乗せて、ウィーンって機械が顔の前を行ったり来たりします。

以前は、歯の裏にフィルムを指で当てて、レントゲンをとりましたよね?

確か?昔は?ね?

 

さて、動物病院でも歯を専門にしている病院があります。

そんなところでは、歯科用のレントゲンをとります。

ちょっと特殊なものです。

 

私たちの病院には、それはないのですが、代わりにCTで代用することがあります。

 

例えば、こんな感じです。

歯槽骨 正常

顔の断面です。

この画像では、上の歯と上顎の様子が観察できます。

 

 

歯槽骨 融解

さて、これは別のワンちゃんですが、上の歯と顎の骨をみてください。

拡大したのがの画像です。

歯周病 歯の隙間

オレンジで○を付けたところ、

本来白く映る骨がしっかりあって、歯と骨に隙間はないはずですが、

黒く抜けて、どうやら骨が解けているようです。

一番上の画像と比べてみても、全然違いますよね。

この歯のすぐ上に、眼球があるので、要注意です。