2021.06.30
誤食って珍しいことではありませんが・・・
おもちゃを飲み込んじゃった・・・
タオルをかじっていた・・・
ボタンが見当たらない・・・
私が飲んでいる薬を飲んじゃった・・・
家に帰って来たら、ペットシーツがぐちゃぐちゃになっていて・・・
そんな経験ありませんか?
その後、何事もなければ良いのですが。
誤食をしてしまったら
まず、動物病院に連絡をすることをお勧めします。
何をどれだけ食べたのか、出来るだけ正確に把握したいところです。
様子を見るような場合もあるかもしれませんが、
来院を促されることがあるでしょう。
誤食をしたけど、様子をみていた
何か食べちゃったけど、元気にしていたし、様子を見ていた。
そんなこともあるでしょう。
便のチェックはしましょう。便に出てくれば、めでたしめでたしかも。
ただ、何か症状があった場合は、案外、緊急なこともあるようです。
- 吐き続けている
- 食欲がなくなった
- 元気がなくなった
このようなことがあれば、すぐに病院に連絡した方がいいでしょう。
誤食の診察
誤食が疑われた場合、どのように診察が進んでいくのでしょうか。
- 何を
- いつ
- どの程度
食べたのかを把握することです。
手羽中を飲み込んじゃった
手羽中に手羽元、煮ても揚げてもおいしいですよね。
ついつい骨ごと飲み込んじゃうケースは後を絶ちません。
これは、骨なのでレントゲンに写ります。
こんな感じです。これは仰向けの犬のレントゲンです。上が頭の方向になります。
ほら、オレンジの丸の中を見てください。
骨の形が白く見えるでしょ。
ここまではっきり見えれば、
骨を確実に食べていて、まだ胃の中にあることが分かりました。
しかし、全ての誤食をレントゲンで確認できるのでしょうか。
プラスチックのおもちゃを食べちゃった
プラスチックはレントゲンで写る場合もありますが、
写らないことがほとんでしょうか。
これは、プラスチックのおもちゃを飲み込んだワンちゃんのレントゲン写真です。
これは横向きで、左が頭の方になります。
オレンジ矢印の先の黒っぽいところが、胃です。
何も入っていないように見えます。
しかし、内視鏡で見てみると、
このようにプラスチックのおもちゃらしきものが、
胃の中に確認できました。
誤食があったとしても、必ずしもレントゲンで確認できるわけではありません。