2020.07.14

診察って、診断って、どうしているの その3

飼い主さんの稟告(経緯や症状)を聞き終わった後、

検査の内容を考え診断への道筋をたてます。

処置 採血

その際に、重要なのが「類症鑑別」です。

 

「類症鑑別」というのは、

その症状を起こしている原因(疾患)とてして可能性があるものを考えることです。

 

例えば、「下痢」なら腸炎、腸の腫瘍、腎臓の病気、寄生虫感染、等々。

原因の可能性を考えることです。

 

もっと、例えば、「お腹がすいた」なら、ダイエット中、寝坊して朝ご飯抜いた、成長期、昼の12時だから、等々。

原因の可能性を考えることです。

 

余計に、わかりにくくなりました。

 

そうです、例えば「下痢」なら、その原因(疾患)をどれだけ考えられるかが、

その獣医師の知識や経験にかかってきます。

知識が足りなければ、本を調べるのも重要です。

 

さて、「類症鑑別」をたてて、その次にどうするか・・・

 

つづく