2020.08.04
獣医師の教育 その3
これも、あるあるなのが「セミナー行った後は、そればっかり疑うよね」です。
われわれ、獣医師は、大学を卒業してからもずっと勉強を続けているのです。
専門誌を読んだり、
学会に参加したり、
セミナーに参加したり。
最近は、コロナの影響で、webセミナーばかりになっていますが。
さて、特に新人の獣医師は吸収することが多く、
お話上手な講師のセミナーに参加すると、強く影響を受ける傾向があるように思います。
つまらないセミナーの影響は小さく、面白いセミナーの影響は大きい。
講師の先生に、「こういう病気があって、普段疑っていないから、見逃していることも多い」なんて話を聞いてきた日には、その病気ばっかり疑う獣医師がいるんです。
「実はこんな病気が隠れている」は疑うべきですが、「よくある隠れていない病気」から考えるべきでしょう。
学んだことを実践で活かそうとするのは良いことですが、無駄な検査にならないように。