2020.11.04
献血の手技 その2
採血した血液をそのまま用いることもありますが、緊急でない限りは、「血球成分」と「血漿成分」とに分離して保存します。
「全血(分離していない状態)」よりも、保存期間が長くなります。
「血球成分」はこのように濃い血液の色になります。
左がそれで、右の管みたいなのに入っているものも同じものです。
右のものは、輸血をする際に、拒絶反応を起こさないか検査するために小分けにしています。
検査して、拒絶反応しないことを確認してから、バックを開けて輸血を行うようにしています。
こちらが「血漿成分」です。
体の中の、タンパク質成分が少なくなるワンちゃんなどに投与します。
同じように、拒絶反応の検査用に管に少量入れたものを準備してます。