2023.04.07
猫の膿皮症の症状と原因、治療について|京都市西京区のダクタリ動物病院京都医療センター
京都市西京区、右京区、南区、中京区、向日市、長岡京市、亀岡市 の皆さんこんにちは。
ダクタリ動物病院京都医療センターの院長森です。
今回は、猫の膿皮症の症状と原因、治療について解説させていただきます。
こんなお悩みはありませんか?
・皮膚が痒い
・皮膚が赤くなっている
・かさぶたができている
・皮膚に赤いポツポツがある
・毛が抜ける
このような場合「膿皮症」の可能性があります。
膿皮症(のうひしょう)とは
膿皮症とは、皮膚の表面に細菌が繁殖し、皮膚が赤くなったり、かさぶたができたり、痒くなったりする疾患ですが、猫が単純な膿皮症になることはほとんどありません。もし、猫が膿皮症になっていた場合には、犬とはことなり、何らかの大きな問題が隠れている可能性を考える必要があります。
膿皮症が起こる原因
もし、猫で膿皮症が起こるとすれば、なんらかの免疫疾患やホルモン疾患、どこかに腫瘍性疾患があるかもしれまん。
膿皮症を適切に治療するためのポイント
膿皮症を適切に治療するためのポイントは以下の3点です。
①正しく膿皮症の診断ができるか
猫で膿皮症はほとんど起こりません。膿皮症と診断する前に、本当に膿皮症かを厳格に検査する必要があります。真菌(カビ)などの除外診断が必要不可欠です。
②膿皮症を引き起こす大元の疾患を考える
膿皮症と診断した場合には、全身の精査を行うべきです。大きな病気が隠れている可能性が高いと言えます。血液検査、レントゲン検査や超音波検査、ホルモン測定なども必要な場合があります。
②適切な治療への移行
膿皮症と診断した場合、細菌培養を行い、適切な抗生物質を投与する必要があります。また、原因となる疾患の治療を優先して行う必要もあります。
ダクタリ動物病院 京都医療センターでの膿皮症治療について
猫の膿皮症の場合、細菌培養を行い適切な抗生物質投与を行います。また、同時に全身的な検査を行います。その原因によって、さまざまな疾患に対応します。