2020.10.20
その腫瘍の「悪さ」をどう表現できるか その3
腫瘍の「悪さ」の表現の一つに、「大きさ」があります。
もちろん、「大きい」=「悪い」は、必ずしも当てはまるものではありません。
しかし、「大きい」と手術するにしても、大変なことには事実です。
そして、「大きさ」を飼い主さんに理解してもらうのに、3D画像は有用だと思います。
例えば、肝臓の腫瘍を紹介します。
ワンちゃんを斜め下から見ています。
皮膚を半透明にして、骨はしっかり見えるように、内臓は茶色でやや半透明にしています。
問題の肝臓腫瘍は、ビビットに緑色にして強調してみました。
どうですか?
結構な大きさでしょ?
同じワンちゃんです。
皮膚をなくして、血液が豊富なところを赤くしています。
肝臓腫瘍は、やはりビビットな緑です。
どちらがわかりやすいでしょうか?
これらの画像は、「処理」を加えているので、色を自由に設定できるし、邪魔なものは消せます。
加工する時に、正確性は重要ですが、正確性を超える「わかりやすさ」も重要だと思って作成しています。