2021.02.03
骨盤骨折は、立体で把握したいところです
骨折の診断には、レントゲン検査を行います。
手が折れていたり、
足が折れていたり、
指が折れていたり。
骨盤骨折もレントゲン検査を行いますが、骨盤は立体的な構造をしているので、骨折をしていても
1か所だけ折れていることは、あまりなく、数か所で折れていることが多いようです。
大体が、交通事故でしょうか。
レントゲン検査でもある程度の把握はできますが、
CT検査して、立体で見た方が、明らかにわかり易いようです。
この場合、動きも少ないので、麻酔をかけずに撮影もできます。
これは、骨盤を上から見たところです。
オレンジの✡のところで骨盤が折れています。
さらに、黄色の✡のところで、太ももの骨(大腿骨)も折れています。
他にも折れていそうなので、角度を変えてみてみましょう。
これは、前から見たところです。
さっきのオレンジと黄色のところは、同じところを示しています。
さらに、青の✡と紫の✡のところで、骨盤が折れています。
さらに、
斜め下から見てみましょう。
ピンクの✡のところで、左の太ももの骨(大腿骨)も折れているようです。
このネコちゃんは、外に出てしまったときに、
おそらく交通事故にあったのでしょう。
ネコを外に出すのは、危険が多いようです。