2020.07.26
逆に、小さい腫瘤を調べるのに
大きくて、目立つ腫瘤があると
「見てください。こんなに大きな塊が・・・」と説明するのにCTは便利です。
今回は、逆に「見てください。こんなに小さい塊が・・・」の例を載せてみます。
これは、左斜め上が頭の方向で、斜め下から体を見ています。
皮膚はなく、内臓が見えています。
青色が太い血管で、茶色が肝臓や腸、紫が脾臓です。
その脾臓の中に、緑の塊が見えます。
これが今回の検査目的の腫瘤です。
腸をなくしてみました。
脾臓だけを拡大し、裏側を見せています。
体の大きさから考えても、脾臓の大きさから考えても、けっこう小さいでしょ。
訂正!
これは腫瘤の小ささをアピールするために検査したのではなく、
他に腫瘤が隠れていないか、転移がないかを調べたものです。
幸い、他に腫瘤はないようです。