2020.07.09

診察って、診断って、どうしているの その2

「下痢をしています」

次にどうするかです。

「なんでもかんでもとりあえず、下痢止めで様子を見る」

「なんでもかんでも検査、検査」

とういうスタンスはとらないとして、まずは、状態の把握です。

 

診察風景1

そもそも、イヌ?ネコ?

犬種は?猫種は?

年齢は?雄?雌?手術歴は?

 

いつから?頻度は?便の程度は?

悪化傾向?良化傾向?

元気・食欲は?嘔吐は?

等々を聴取します。

 

そこから、治療の方針を決めます。

 

例えば、若い犬で、重度でない下痢で、元気・食欲がある。

これは、下痢止めでみてもいいかもしれません。

 

例えば、柴犬で、下痢が続いていて、体重が落ちてきている。

これは、最初からしっかり検査をしていった方が良さそうです。

 

中程度の下痢の場合、どう考えていくのがいいでしょうか。

 

つづく