2020.11.03

献血の手技 その1

むかーし、むかし、輸血の必要があれば、注射器で血液を抜いて、そのまま点滴で輸血をするみたいな時代があったそうな。

 

私たちの病院では、献血をする際は、輸血専用のバッグを使用しています。

輸血バッグ

献血協力のワンちゃんには、麻酔をかけることが多いのですが、一定量の献血液をこのバッグに入れます。

輸血 直後

採血しながら、重さを測り、一定量を採血します。

 

この「全血」を輸血に使用する場合もありますが、「分離」して「血球成分」「血漿成分」に分けて保存します。

遠心分離

このような、大型の「遠心分離機」に血液バックを入れて、回転させ、重さによって「血球成分」「血漿成分」に分離します。

 

つづく