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2022.10.20

犬の膝蓋骨脱臼の症状と原因、治療について|京都市西京区のダクタリ動物病院京都医療センター

京都市西京区、右京区、南区、中京区、向日市、長岡京市、亀岡市 の皆さんこんにちは。ダクタリ動物病院京都医療センターの院長森です。
今回は、 犬の膝蓋骨脱臼の症状と原因、治療について解説させていただきます。

こんなお悩みはありませんか?

・走った後、後ろ足の片足でケンケンしている

・歩きにくそうにした後、突然普段通りの歩き方に戻ることがある

・後ろ足をあげたまま戻さない

 

これらの症状は膝蓋骨が脱臼をしている可能性があります。

 

膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)とは

膝のお皿 (膝蓋骨)が正しい場所から外れてしまい、外側 (外方脱臼)や内側 (内方脱臼)にズレてしまっている状態のことをいいます。成長期の犬に多く、内方脱臼が85%、外方脱臼が15%程度と言われています。

 

膝蓋骨脱臼の原因

諸説ありますが、最も多いのが先天的・遺伝的に、膝・太もも周囲の骨や周囲組織の形態に異常があるためと言われています。

 

膝蓋骨脱臼の治療のポイント

膝蓋骨脱臼にはどの程度の脱臼かによって「グレード」と呼ばれる区分があります。また、このグレードに加えて、痛みがある・なしを加味しながら、治療を決めていきます。
治療には大きく分けて二つあり、一つは保存療法という、自宅で出来る運動や、お薬・サプリメントを飲んで痛みをコントロールしていく方法、もう一つは手術で脱臼が起こらないようにする外科療法があります。

 

ダクタリ動物病院 京都医療センターでの膝蓋骨脱臼の治療について

診察では、まず今までの生活様式や運動量、症状の頻度や度合い、本人がどれだけその症状で生活の質が下がっているかなどをお聞きします。また、獣医師が実際に足を触り、脱臼のグレードの判別や痛がり方をみて、場合によってレントゲン検査で骨の状態などを確認します。その時点での脱臼のグレードや骨の状態、痛がり方などを見たうえで、ご家族様と相談して治療の方針を決めていきます。また、当院では外科手術の後のリハビリテーションなども含めてご相談いたします。