2020.05.05

ハリネズミのCT

ハリネズミって、

レントゲンとったとしても、ハリが邪魔して臓器がよくわからなかったり。

超音波検査しようと思っても、丸まってしまって出来なかったり。

 

今回は、お腹の腫瘍を疑って

画像診断の一つとしてCTを撮影しました。

ハリネズミ

これは仰向けの画像です。

上方向が頭ですが、首の下あたりまでしか映っていません。

下にしっぽと足が映っています。

CTは体を断像でみる検査で、これはわかり易く3Dに構成されている画像です。

ハリが画像の邪魔をしていません。

ハリネズミ 断層

1番目の3D画像の元画像で、仰向けで、お腹の中央あたりを断層(切ったように)でみています。

赤い矢印で示したところが、腫瘍を疑うところです。

 

3Dでわかり易くしたのが、

ハリネズミ マス

これです。

緑色の塊が、腫瘍を疑うものです。

結構な大きさですね。

 

CT検査を行うためには、結局全身麻酔が必要になるのですが、レントゲン検査よりも得られる情報が多いようです。