2021.09.27
あまり使わない薬、でもいざという時のために
あまり使わない薬
飲み薬で、
あまり使わない薬を常備しておくってことはないでしょう。
注射薬となると、
あまり使わなくても、緊急で必要な時のために
常備しておくものもあります。
化学療法剤の副作用に対応
かつて抗がん剤と呼んでいたものを、
最近は化学療法剤なんて言い方をします。
ドキソルビシンという抗がん剤があります。
このドキソルビシン、血管内へ注射で投与するのですが、
血管から漏れ出てしまうことは、絶対に避けないといけません。
漏れ出てしまうと、「どえらいこと」になります。
「どえらいこと」とは、
漏れ出た周囲の皮膚が大きくえぐれてくるような事態です。
この事態を避けるためには、
「漏らさず投与する」以外にはありません。
ただ、万が一漏らしてしまった場合に、
事態を軽くするために投与する
「サビーン」という薬があります。
出来るだけ使いたくない薬とも言えます。
ただ、
事前に投与することで、抗がん剤の副作用を軽減する効果もあるようです。
本当のもしもの場合に備える薬でしょうか。
マムシに咬まれたら
特にワンちゃんが、草むらのに入っていって、
マムシに咬まれることが、まれに起こってしまいます。
ほとんどは、顔を咬まれてしまいます。
咬まれると、皮膚が壊死してしまい、
とてもひどい状態になります。
そんな時に使用するのが、抗マムシ血清です。
正直、滅多に使用することはありません。
使用せずに、使用期限が切れてしまうこともあります。
ただ、
忘れたころにマムシに咬まれたワンちゃんが
病院にやってくるのです。