2021.07.09
脾臓に腫瘍ができているかも episodeⅢ
脾臓摘出、その前にCT検査
脾臓にできた、腫瘤。
腫瘍あってもなくても、良性でも悪性でも、
ある程度の大きさなら、いつ破裂してもおかしくないので摘出しましょう。
このくらいの大きさでも、脾臓の表面から盛り上がっているなら、
破裂しても不思議ではありません。
そもそも、悪性腫瘍いわゆる「ガン」の可能性があるので、
摘出しましょう。
いろいろな経緯で、脾臓摘出に踏み切る場合は多いように思います。
脾臓摘出は、それほど難易度の高い手術ではありません。
しかし、脾臓を摘出する前に、CT検査は検討するべきでしょう。
なぜCT検査が必要なのか
転移など現状を把握するためです。
脾臓に悪性腫瘍が見つかった場合、肝臓や肺に転移する場合があります。
ただ、悪性腫瘍だからと言って、必ず転移するとは限りません。
いくら脾臓にできた腫瘤を取り除けたとしても、
それが悪性腫瘍で、すでに転移を起こしていたのなら、
手術をしたけど助からないという結果になります。
手術をしても助からないなら、手術をしたくない。
助かるなら手術を希望する。
そんな考え方もあるでしょう。
脾臓を摘出するなら、
その腫瘤が悪性の可能性が高いのか(CT画像であるていど判断できる場合があります)、
リンパ節が腫れていないのか(転移が最初に起こるのはリンパ節が多いでしょう)、
肝臓や肺に転移していなのか(CT検査から判断できる場合があります)を
事前に知っておく必要があると考えるのです。
このように、肝臓に転移を疑う影が見つかることもあります。
脾臓のリンパ節が腫れていることが分かることもあります。
結局は
脾臓に腫瘤が見つかったら、
是非、CT検査を受けましょう。