2021.06.23
大学在学中の生活
前回の続きになっています。
所属教室
大学を卒業して、勤めだした直後くらいは、
「何教室だった?」的な話題はありました。
逆に、見学に来る学生や新入社員には、
「どこの教室?」なんて話題作りのために聞いたりします。
今となっては、そんな時くらいでしょうか、教室の話をするのは。
あと、このようなブログを書く時でしょう。
この「教室」というものは、
大学によって構成が異なります。
同じような内容の研究をしていても、名前が微妙に異なったり、
いろいろです。
基礎系の教室と、臨床系の教室に分かれます(そのように記憶しています)。
基礎系は、私の所属していた生化学教室や薬理、感染症等です。
臨床系は、内科や外科を指します。
私が通っていた大学は、2年生の途中から「教室」に所属する必要がありました。
各教室で定員が一律で決められていて、
どこの教室に所属するかは、学生間での話し合いに任されていました。
当時は、臨床系の外科や内科の教室が人気で、
希望が定員よりも多かったために、何らかの話し合いがもたれたようです。
所属教室が将来に影響を与えるのか
「その人による」と言ってしまえば、それまでです。
私の場合には、あまり影響していません。
もちろん、大学院に進むなど研究職を目指すなら、影響があるのかもしれません。
将来、臨床に行きたいから、臨床系の教室に所属する、って人もいたし、
将来、臨床に行くつもりだけど、学生の時くらいは基礎系の教室で研究したい、って人もいました。
卒業に向けて
卒業するためには、各授業や実習での単位を一定数獲得することと、
卒業論文を書いて、承認されることが必要でした。
単位に関しては、他の大学、他の学部のことはわかりませんが、
私がいた獣医学部では、普通にしていれば、よほどのことがない限り
単位不足で卒業できない、なんてことにはなりませんでした。
それでも、留年する学生はいましたが。
卒業論文も、私のような基礎系であれば、
教授に師事して、普通に実験をしていれば、ある程度のデータは得られ、
そこまで困らなかった記憶があります。
国家試験
卒業の目途が立った段階で、
あとは国家試験にシフトチェンジです。
他の大学では、半年以上試験勉強に時間を取れるようですが、
私がいた大学では、卒業論文発表が終わるまで試験勉強はせず、
発表が終わってから2、3か月ほどで、国家試験という日程でした。
なので、結構必死に勉強していたように思いだされます。