2021.02.22
糖尿病にご注意を
ネコの糖尿病は、ヒトの糖尿病と似たようなところが多いと言われます。
例えば、肥満だと糖尿病になりやすい、とか。
そんな糖尿病も、もしなってしまったら、
早めに見つけて、早めに治療を開始した方が良いに決まっています。
ただ、糖尿病に限らず、
「ちょっと最近だるいわ~」とか
「なんか最近疲れやすいわ~」とか
言ってくれないので、見つかった時には、けっこう重症なんて時も多いのです。
私たちが読む教科書には「糖尿病になると水を飲む量が増えるので、飲水量が増えたなら、糖尿病を疑う。」なんてことが書いてありますが、
実際の診察で、飲水量の増加から、糖尿病を診断することは、経験上はそんなに多くないように思います。
それよりも、かなり悪くなって、食欲もなくなって、結構痩せてて、ぐったりしていて検査をすると糖尿病からだろう、とかも多く診てきました。
あとは、逆に、症状は全くないけれど、健康診断の血液検査でたまたま見つかるなんてケースもあります。
飲水量で糖尿病を見つけられない理由の一つには、自宅で飲水量を測っていないことも大きな理由ではないでしょうか。
飲水量測定は、結構大切だと思うのです。