2020.11.22
門脈体循環シャント その2
門脈体循環シャントは、略してPSSとも呼んだりします。
さて、このPSSですが、
診断には「おかしな血管」を見つける必要があります。
超音波検査で見つけることも可能ですが、見落としなく探すためと、手術を見据えるとCT検査が推奨されます。
例えば、
これは、PSSと診断したワンちゃんのお腹の断面です。
白く太い線で見えるのが血管で、緑で囲ったところが、「おかしな血管」です。
このワンちゃんは、少し重度です。
「おかしな血管」も分かりやすく、見つかりました。
PSSでも軽度な場合もあれば、疑って調べたものの違った場合もあります。
「おかしな血管」が見つかれば、PSSと診断できます。
しかし、見つからなければ、「PSSではない」となります。