2020.07.25
診察って、診断って、どうしているの その7
新人の獣医師には②を取る時もありますが、
基本的には③の方法を取っています。
なかなか治らなかったり、症状が「なんだかおかしい」場合には①の方法を取ることもあります。
さて、③可能性の高いものから調べていくですが、
実際どう考えるのでしょう。
例えば、
犬、生後4か月、3日前にペットショップから家に迎えた
元気食欲あり、昨日から下痢
この場合、
①感染症(寄生虫、ウイルス等)
②食事関係(食事の変更、過食等)
③異物
でしょうか。
例えば、
柴犬、10歳、1か月前から下痢、体重減少
この場合、
①腫瘍性疾患
②炎症性腸疾患
でしょうか。
それぞれまず可能性の高いもの、見逃すといけないもの、を列挙するようにします。