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2023.01.09

猫のホルネル症候群の症状と原因、治療について|京都市西京区のダクタリ動物病院京都医療センター

京都市西京区、右京区、南区、中京区、向日市、長岡京市、亀岡市 の皆さんこんにちは。ダクタリ動物病院京都医療センターの院長森です。
今回は、猫のホルネル症候群の症状と原因、治療について解説させていただきます。

こんなお悩みはありませんか?

・左右で瞳の大きさが違う

・上の瞼が垂れ下がっている

・目が落ち込んでいる

・目の内側の膜(瞬膜)が飛び出ている

・左右で顔の表情が違う

 

これらはホルネル症候群の可能性があります。

 

ホルネル症候群とは

交感神経に障害を受けて、主に目に様々な症状がでます。

交感神経は脳から脊髄を経由して分岐を繰り返して、目につながっています。

 

ホルネル症候群の原因

腫瘍や炎症、中耳炎、外傷、脊髄損傷、椎間板ヘルニアなど、交感神経が影響を受ける病気が原因です。ただし、半分以上が原因不明(特発性)といわれています。

 

ホルネル症候群の診断

体表検査や、神経学的検査、レントゲン検査、超音波検査などから診断します。

 

治療のポイント

交感神経に影響している病気の治療を第一に行います。また、原因がはっきりしない場合は経過観察を行います。特発性の場合、多くは6か月以内に症状が消えると言われています。

 

ダクタリ動物病院京都医療センターでのホルネル症候群の治療について

 

診察では、まず今までにかかったことのある病気などをお聞きします。次に診察台で全身の身体検査や、顔つきや刺激に対する反応をみる神経学的検査を行います。また、必要に応じてレントゲン検査や超音波検査で神経系に影響を及ぼしている病気がないかを探していきます。

場合によっては、CT検査やMRI検査で神経に特化した検査を行うことがあります。

 

検査の結果、原因がはっきりした場合はその治療を行い、はっきりしない場合、動物の生活の質を下げている症状に対しての治療をしながら経過観察していきます。