2023.01.09
犬の包皮炎の症状と原因、治療について|京都市西京区のダクタリ動物病院京都医療センター
京都市西京区、右京区、南区、中京区、向日市、長岡京市、亀岡市 の皆さんこんにちは。ダクタリ動物病院京都医療センターの院長森です。
今回は、 犬の包皮炎の症状と原因、治療について解説させていただきます。
こんなお悩みはありませんか?
・ペニスの先に膿のようなものが付いている
・しきりにペニスをなめる
・ペニスの先から臭いにおいがする
・ペニスの先が腫れている
・ペニスをよくどこかにこすりつけている
包皮炎(ほうひえん)とは
陰茎を包んでいる皮膚の内側で炎症が起こった状態を言います。
包皮炎の原因
包皮腔内の常在菌であるブドウ球菌や連鎖球菌が増えてしまうことで起こります。
免疫力の低下や栄養バランスの乱れ、未去勢であることが発症の原因になることもあります。
包皮炎の治療のポイント
菌が増えているからといって、必ず抗生物質の投与が必要とは限りません。
本人の症状の度合いや飼育環境、全身状態をみて判断します。
普段のお食事内容に問題があることも多いので、どのような食生活を送っているかもお聞きし、問題があれば改善してもらうようにしています。
ダクタリ動物病院京都医療センターでの包皮炎治療について
程度にもよりますが、まずは物理的に包皮腔内の菌や膿を洗浄するため「包皮洗浄」を考えます。また、ペニスを舐めてばかりいるようであれば、エリザベスカラーを使用してもらうこともあります。そして、必要に応じて抗生物質を投与します。
包皮炎を疑うような症状があったり、ペニスをしきりに舐めたりするようであれば、気軽に診察に来てご相談ください。